夢の中で筆算は可能か?



イメージ 1

暗算で三桁同士のかけ算ができるだろうか。多くの人にとって難しいに違いない。

では紙に書いて計算は?いわゆる筆算である。これならば、多くの人にとっては難しいことではないだろう。

では夢の中に紙と鉛筆を登場させれば、その中で筆算の計算をして正しい答えを出せるだろうか。

夢の中で紙と鉛筆を登場させるだけでもなかなか難しいが、一度だけ登場させることに成功したことがあった。いわゆる明晰夢というものであろうか。

では計算の結果は?

そのときの感覚を正確に説明するのは少々難しいが、簡単に表現すれば、筆算をしようとしていくら数字を書いてもすぐににじんで消えてしまった。

暗算ができないのに夢の中で計算などできるわけないのは当たり前かも知れないが。

ただ、夢の中では我々が持つ全ての思考活動が普段より低下するのか、と言われれば、直ちにYesとは答えづらい。

例えば夢の中で詰め碁を作ったプロ棋士もいる(秋山 賢司「囲碁とっておきの話 」(文春文庫, 1994)。夢の中で小説のストーリや、新曲を思いつくことだってありそうだ。創作能力はもしかすると、夢の中で高まることもあるのではないだろうか。